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『Black Rain 26』☆ゆのじぇじゅん創作小説☆





あんにょん


お待たせいたしました。

『Black Rain』の続きです(*^o^*)

前回のお話はこちらからお願いいたします

↓↓
『Black Rain 25』☆ゆのじぇじゅん創作小説☆




Black Rain 26☆ゆのじぇじゅん創作小説☆



どれくらい眠ったか わからないが・・・

俺は目が覚めた。


目覚めたものの

体が気だるく まだどこか夢の中に居るような・・・ぼんやりとした感じだった。


ぼんやりしながら

自分が眠りに落ちる前の事を思い出そうとした。


少しずつ意識がはっきりしてくると
体に感じる温もりに

俺は慌てた。


眠りに落ちる前の あれは・・・

夢じゃない。


「ジェジュン?・・・

目が覚めたか?」 ユノの声。


ぼんやりしていた俺の意識がはっきりすると

ユノの優しい声が降りて来た。


ユノが俺の顔をのぞきこんで来た。


俺は慌てて飛び起きて、枕を抱えて顔を隠した。


「あ、わ、忘れてくれっ」 


「なにを?」


「だから 

・・・その・・・きょ、今日の事」

お前の手の中で達した自分を思い出して

俺はめちゃくちゃ恥ずかしくなっていた。


「・・・・本気で 言ってんのか?・・・・ジェジュン?・・・・」


「ど、どうかしてた」


「・・・・・・どうかしてた だと?」


ユノの声に・・・・初めて‘怒り’の色が滲んだ。


ユノと再会して初めてだった。


俺がどんな態度を取っても

怒らなかったユノが・・・・



‘怒り’の滲んだユノのその声を聞いた瞬間、しまったと思ったが、



「ジェジュン、お前・・・俺を‘好きだ’と言ったぞ・・・・

それを 忘れろって?・・・・・・」


「そ、それは・・・・」

枕に顔を押しあてたまま

俺は口ごもった。


「・・・・・・・・・わかった・・・・・・」ユノの静かな声。

ユノがベッドから降りる気配がした。


俺は枕で顔を隠していたが

ベッドがきしんで ユノが動くその気配がわかった。



ふたりの間に・・・・寝室の中に何とも言えない気まずい空気がたち込めている・・・・・


ど・・・どうしよう



枕から ちらりと顔をあげると

ユノは何も言わず、ベッドの下に散らばった服を拾って着替えようとしているところだった。


ユノの静けさが怖くなった。


怒ってるなら、その怒りをぶつけられた方が良いとさえ感じた。



ちらりと見たユノの横顔は怒っていると言うより・・・・

悲しみが満ちているような・・・そんな表情に見える。



ただ自分の姿を思い出して、恥ずかしくなっただけだった。

自分がユノに言った‘好き’と言う気持ちを忘れてくれと言ったつもりまではなかった。


何も言わずに

悲しみに満ちた表情でシャツをはおって・・・静かにボタンをはめてゆくユノの姿に・・・

このままユノを失うかもしれないと切なくなった。


ユノを 失う?・・・・その考えに辿り着いた瞬間、

ベッドから飛び降りて

俺は着替えているユノの背中に抱きついていた。


「ち、違うんだっ ユノ!!」


「何が 違うんだ?」

ユノの声はどこまでも静かで・・・沈んでいる。


「ユノを好きだと言ったことを忘れてくれって言ったわけじゃ」


「・・・・・俺たちが愛し合うことが汚れていると?

そう言うことだろ?」

ユノの言い放った言葉が俺の心に突き刺さって


「ユノ・・・・」

俺は泣きそうになった。


ユノの声があまりにも冷たくて・・・・

今さら・・・

失うかもしれないと思ったとたん・・・

ユノを好きだと言う気持ちが

自分が思っている以上に胸の中にいっぱいになってると気づかされて・・・・。



俺はユノの背中に抱きついたまま

涙が溢れそうになっているのをこらえながら

「・・・・・戸惑うに・・・・決まってんだろ

自分の気持ちに気づいたって・・・戸惑うだろ?!

好きだって・・・じゃぁ・・・すぐに愛し合えるって?

俺・・・男だし

ユノも・・・男なんだぞっ・・・・

お互い好きだとわかったとしても・・・すぐに そこ乗り越えられるかよっ


自分の気持ちに気づいて・・・お前にすぐに抱かれられるって!?」


俺はユノにしがみついたまま

必死に言い募った。


「・・・・どう映ってる?! あんな姿 お前の前でさらしてっ


男のお前の前で・・・お前の手に乱れてる自分の姿


恥ずかしいって思っちゃいけないんかよっ


・・・・・・・・・・・


・・・・それでも・・・・・


それでも・・・お前が好きなんだよっ!!」


それだけ言うと俺はもう涙が堪えきれなくなって

ユノの背中にしがみついて泣き出してしまった。


俺が泣き出すとユノが

しがみついてる俺の手をぎゅっと力強く握って来た。

そしてユノの背中に貼りついている俺を・・・・

腕の中に深く抱き締めなおした。


「ジェジュン・・・

俺の感情ばっか・・・押しつけて ごめんな

ごめんな・・・・」


何度も謝って来るユノに

俺は不安になった。


「俺を嫌いになった?・・・・俺をイヤになったのか?


いつもみたいに俺を好きだと言えよ」


俺がそう言っても

ユノはしばらく何も言わずに

俺をただ抱き締め続けた。


俺はますます不安になった。


「・・・・ユノっ!!


俺をイヤになったのか?


何とか言えって!!」


俺がそう叫ぶと

ユノは俺の体が折れそうなほど抱き締めて来た。


「お前を忘れられたら楽かもしれないって・・・

今までどれほど思って来たと思う??


忘れられたら・・・お前を嫌いになれてたら


こんなに苦しんでねぇよ」


苦しそうなユノの声に

俺もますます胸が苦しくなった。


俺よりもずっとずっと長いあいだ苦しんで来たユノ・・・



俺はユノの首にしがみついた。


「・・・・・・ユノ・・・・・・


離さないでくれ・・・


もうお前から 離れないから・・・・」






『Black Rain 26』

jjyukihito
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

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Comment

1. ジェジュン…

そうだよね。戸惑うよね。
でも、好きになったんだから、ちゃんと 話をしないと。
話せば、恥ずかしさも 戸惑いも、理解してくれるから。
始まったばかりだから( 〃▽〃)
  • posted by hiRo
  • URL
  • 2014.06/29 20:18分
  • [Edit]

2. (/_;)

ジェジュン君の心の葛藤
ユノ君の激しい想い

今から始まったばかり
読みながら 涙が…

うるうるしちゃいました

(/_;)
  • posted by カブト
  • URL
  • 2014.06/29 21:16分
  • [Edit]

3. 無題

ユノ……離さないでくれ……って言葉が……
ジェジュンの、その言葉が全てを語ってるね……(*´∇`*)
  • posted by りっち
  • URL
  • 2014.06/29 22:46分
  • [Edit]

4. 無題

相手の想いを理解したいし、自分の想いも理解してほしい。
そのうえで、ふたりで答えを見つけてゆく。

ひとを愛するうえで、一番大切なこと。
とうとう、お互いの気持ちを開いて、きちんと見つめていく決意をしたんですね。
  • posted by りょこ
  • URL
  • 2014.10/08 08:48分
  • [Edit]

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