jjyukihitoの秘密の花園

ゆのじぇじゅん創作小説オンリーサイト

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『乱反射(社会人編)乱気流⑤』☆ゆのじぇじゅん創作小説☆




あんにょん


ゆのじぇじゅん小説『乱反射』の続きです

前回のお話はこちらです

↓↓
『乱反射(社会人編)乱気流④』☆ゆのじぇじゅん創作小説☆






乱反射(社会人編)乱気流⑤☆ゆのじぇじゅん創作小説☆



ユノは酒が進むにつれ

だんだんと顔に赤みがさしていった。


「ユノ、お前また飲み過ぎんなよ(笑)」


「だいじょうぶ、今日金曜だしな、

お前ん家 泊まる」


「ここからお前かついで帰るの ごめんだぞ」


俺の言葉も聞かず

ユノはまた飲み物をオーダーした。


会社での研修で疲れているせいか

ユノはいつもより酒のまわりが早いように見えた。

テーブルの上にあごを乗せて

もう眠そうにしている。


ユノがオーダーしたチュウハイがテーブルに運ばれて来ると

俺はそれを取り上げて

かわりに烏龍茶をオーダーした。


「なんで俺の取り上げんだよ!!


「お前、体疲れてるだろ

いつもより酒のまわりが早い。

こんな図体でかいヤツ かつぐの 本当大変なんだぞ(笑)」


ユノを見て俺が笑い始めると

テーブルの上にあごを乗せて 眠そうにしていたユノが

いきなり俺の手を握って来た。


俺は驚いて

とっさに手を引っ込めようとした。

けれどもユノは酔っ払いのくせに力だけは強くて

俺が引っ込めようとした手をぎゅっと握って

俺の手を離さなかった。


「こんなふうに飲めんの お前とだけなんだから・・・

良いじゃねぇか(笑)

・・・・・・ほかのヤツとだと

なんか・・・気ぃ遣うしな」


心置きなく一緒に居てくれるのは・・・

本当は嬉しかった。


こうしてユノが甘えて来るのは

昔っから俺にだけだった。


ユノはリーダーシップに長けていて

いつもは皆を引っ張ってゆく存在だった。



ユノと一緒に過ごし始めて

もう何年になるだろう・・・

ユノはふだんから愚痴ったりはしないヤツだったが

いつの頃からか

俺にだけは甘える顔を見せるようになった。


ふたりだけになると

ユノの雰囲気が変わるようになった。

少し子供っぽく感じることもあった。

言い出したら きかないし、

ふだんほかの奴らと居る時のユノとは少し違っていた。


自分にだけ本当のユノを見せてくれているようで

俺もそんなユノにいつの間にか心を許していた。


自分がユノを好きなんだと気づいたのは・・・・


高校生の時・・・・


ユノの部屋でふたりでふざけて初めて酒を飲んだ時だった。



はじめて酒を飲んだ時も俺はほとんど酔わなかったが

ユノは一杯飲んだだけで良い気分になって・・・

酔っ払ったユノが

俺に突然キスして来ようとした。


あの時のキスは未遂だったが、

酔っ払ったユノの唇が一瞬俺の唇をかすめた時

心臓が驚くほど どきどきして

あれほど心臓が早く打ったのは生まれて初めてかもしれない。


そのとき俺はユノへの自分の気持ちに気づいてしまった。


いつの間にか‘友達’以上に想っていた事・・・・。


その日の翌朝、ユノは俺にキスしようとしたことは覚えていないようだった。


はっきり確認もしていないが・・・

聞くのも怖くて

・・・ふたりで何もなかったように

その後 過ごした。





俺がユノのためにオーダーした烏龍茶がテーブルに届くと、

俺はユノに烏龍茶を渡した。


「ユノ、これ飲んで

少し酔い覚ませ」


俺の手をぎゅっと握ったまま

眠りに落ちて行きそうなユノに声をかけた。


「酔ってねぇよ・・・・」


「‘酔っ払い’は、そう言うこと言うんだよ(笑)」


俺は笑いながら・・・

ユノにきつく握られている手を

どうにか離そうと


「ユノ! 手痛てぇよ、離せ

この馬鹿力(笑)

手しびれて来た(笑)」


俺がそう言うと、

テーブルにあごを乗せていたユノは

俺に視線をあわせて来た。


テーブルの上に今度は頬を乗せて・・・・じっと俺を見てる。


「・・・俺、同期の女に・・・・告白された

好きだから付き合ってくれだって」


俺はユノのその言葉に心臓が早くなった。

いつかはユノも‘彼女’が出来る、そんな話も聞くことになるだろうと・・・・考えなくもなかった。


今までは、もてるクセに「‘友達’と居る方が楽しい、‘彼女’なんて要らねぇ」なんて

皆と集まると言っていた。


そのたびほかの連中は、

‘もてるヤツほど “欲”がない’とげらげら笑っていた。





「・・・・・ジェジュン・・・・どう思う?俺に“彼女”って」

眠そうにしていたユノは

その言葉を俺に問いかけて来た時は真剣な眼差しだった。

酔っていると思っていたが・・・俺が思っているよりは意識ははっきりしていると感じる。


ユノは俺の手をぎゅっと握り直すと、もう一度

「どう思う?! “彼女”作った方が良いか?」さっきより強めの口調で

俺をじっと見つめて来た。


「お前の好きにすれば良いだろ、それは。

好きなら付き合えば良い。

彼女作れば良いだろ」


「別に、好きじゃねぇ・・・。」


ユノはいったん言葉を切ると・・・・


俺の手を握ったまま

テーブルの上に頬を乗せていた体を起こした。



そして俺をじっと見つめながら


「ずっと好きな人が居る。」


ユノの真剣な瞳に俺は吸い込まれそうになった。



しかし俺は・・・・

自分から視線をそらした。


ユノは俺が視線をそらしても真剣な声で言い募った。


「その人が俺を受け入れてくれるまで・・・・待ってるつもりだ」



視線をそらしてもユノの真剣な眼差しを痛いほど感じた。


「そうか、・・・・お前の想いが報われると良いな」


俺のその言葉に

ユノはいっそう俺の手をきつく握って来た。



「ずっと・・・待ってれば・・・・伝わると思うか?・・・・・」


「さぁな・・・

“想い”が強くても・・・報われるとは限らねぇしな」


「・・・・伝えても良いと思うか?気持ちを」



俺が何も答えないままで居ると・・・・



「申し訳ございません」


店員がテーブルへやって来て、

俺は慌ててユノに握られている手を引こうとした。

ユノは俺の手を離さず、

テーブルの下へそっと俺たちの手を隠した。



「そろそろ閉店の時間ですので」


ユノははっきりした口調で

「はい、わかりました」

そう答えると

店員は一礼してほかのテーブルへ閉店を言いにまわった。


俺たちは会計をすませ、店を出た。


店を出てから

俺たちふたりはしばらく黙って歩いた。


終電の時間は過ぎていたので

タクシーを拾うために大通りのほうへ歩いて行く。


俺は歩きながら

「じゃあ、またな、ユノ」


「今夜は俺は酔ってる。

お前の部屋に泊めてくれ」

と、やけにはっきりとした口調で言って来た。


「なに言ってんだよ(笑)

さっき“酔ってない”って自分で言ってて(笑)

・・・・それに今のユノは“酔ってない”。自分で帰れるだろ(笑)」



「はっきり言わないと だめか?・・・」


「なにを?」


「いつまで 俺の気持ちに気づかないふりをする?ジェジュン?」


いきなりユノが核心に迫った。


「お前と一緒に居たいんだ」


突然俺の手を引っ張ったかと思うと

ユノは俺をきつく抱き締めて来た。


「わかってんだろ?ジェジュン・・・

俺の気持ち?・・・・」










『乱反射(社会人編)乱気流⑤』

jjyukihito

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

スポンサーサイト

Comment

1. 無題

うわードキドキする~(*≧∀≦*)
ユノがジェジュンを好きだって伝えたい感じがたまらなくドキドキ(*≧∀≦*)
ジェジュンも好きなんだもん…素直になって~(*´∇`*)
ユノに抱き締められて好きだって言われたらジェジュンもきっと……(^^)
  • posted by りっち
  • URL
  • 2014.06/28 07:32分
  • [Edit]

2. 無題

わ、私も抱きしめられたい
ギューッって
  • posted by キョロマ
  • URL
  • 2014.06/28 07:59分
  • [Edit]

3. 無題

ドキドキですね。

ユノの真剣な様子 伝わってきます。

この展開いいですね(*^.^*)
  • posted by keichan
  • URL
  • 2014.06/28 09:39分
  • [Edit]

4. いいわ…

秘密の花園っぽくなって来ましたね…(=゚ω゚)ノうん、イイ感じッ!! 及び腰のJJ、落とせたらきっと…チェガンウケ様に(≧∇≦)!!頑張れーユノ!!
  • posted by ジェイソン
  • URL
  • 2014.06/28 21:51分
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

最新記事

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

jjyukihitoの秘密の花園

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
1541位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
121位
アクセスランキングを見る>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。