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『Black Rain ⑯ 』☆ゆのじぇじゅん創作小説☆




『 Black Rain⑯ 』☆ゆのじぇじゅん創作小説☆



ユノが帰ったあと、部屋着にさっと着替えると、

俺はしばらくベッドにうつ伏せていた。


ふとベッドにユノの体温と、俺とは違う香りが残っているのを見つけて

ユノが自分にして来た事を思い出し 顔が熱くなるのを感じた。


ユノの口づけや、

自分の体に這わされたユノの唇と熱い舌・・・


ユノが俺を抱こうとした時のあの唇の感覚が

胸の先端によみがえって来るような錯覚におちいって

その先端部分にまた甘い感覚が広がる感じがして

俺は慌てた。


な、なに思い出してんだ俺(焦)


俺は自分の体に這い上がって来る甘い感覚を振り払うように起き上がり、

もう1度シャワーを浴びることにした。


きっとシャワーを浴びれば

耳に残っているユノの熱い囁きも消えるだろう・・・


何度も俺の耳元に囁いて来た・・・・

俺を“好きだ”と・・・・繰り返すユノの熱い息遣いがずっと耳の奥に残っている。


俺はベッドから起き上がり寝室を出て

シャワールームに向かう。


そしてリビングへやって来ると、

ソファーにユノのコートがかかっている事に気がついた。



あ・・・ユノのヤツ、コート忘れてる。


・・・・・・・どうすんだよ、これ



・・・・・・やっぱ・・返さなきゃな 



俺はユノの忘れていったコートに気づいて、


それを返さなければと、ユノに電話をかけようとした。



・・・そういえば俺・・・ユノの連絡先 知らねぇじゃん( ̄ー ̄;


俺はユノの連絡先を知らない。



なんだよ、ユノ(-""-;) 連絡先、俺に言ってねぇじゃん(-""-;)


ってか、俺も聞かれてねぇ・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・好きだとか言っておいて連絡先聞かないって・・・なんだ??


良いけど、別に・・・・。


ユノから連絡欲しいわけじゃねぇし(-""-;)




なんか・・・・ユノのコート見てたら ムカついて来た。


俺はそのコートを目の前から消したくて、ユノがコートを忘れたことに気づいて取りに来た時に


すぐに渡せるように玄関に置いておこうと、そのコートを手に取って運ぼうとした。


その時コートから ひらりと1枚の写真が落ちた。



俺はフローリングの上に落ちた写真を拾い、


コートのポケットにその写真を戻そうとしたとき、・・・・


その写真を見て 手が止まった。



写真に写っているものを見て、


俺の心臓はあきらかに早く打ち始めた。



・・・・・・なんで、こんな写真見て動揺してんだ???


どうして俺の心臓が早く鳴ってんだよ??



こんなん俺 関係ねぇし!



頭ではそう思いながら


写真から目が離せなかった。




その写真の中に写っていたのは・・・・


ユノと・・・


俺の知らない女が 腕を組んで楽しそうに微笑み合っている写真だった。



なんだよ ユノのヤツ!


女いるんじゃねぇかっ



その考えに行き着いた時、


何故かさらに俺の心臓は早くなって


心ん中に わけのわからないモヤモヤしたものがこみ上げて来た。



俺は玄関に置いてある棚の上に

ユノのコートを置いて、

そしてそのコートの上に写真を裏返して置いた。

コートを置くと

俺はリビングへ戻って来てソファーに勢いよく腰掛けた。


ユノの忘れていったコートから落ちた写真を見てから

ずっと心ん中がモヤモヤしている。


リビングのソファーに腰掛けて

煙草を吸うが

モヤモヤは晴れることなく・・・

晴れるどころか、それはどんどん俺の心の中を侵食してゆくようだった。


あんな写真、なに気にしてんだ俺は。


ユノに女が居たところで、俺には全く関係ない。


そう思いながら、

でも・・・・ユノの嬉しそうな顔が脳裏から離れなくて、

あの女が誰だか俺は知らないし、

高校卒業してからユノがどんな時間過ごして来たかも知らない。

高校時代のユノのことでさえ、ほとんど知らない自分・・・

ユノとはただ高校3年間クラスが一緒だったと言うだけで

友達だったわけでもなく、口もきいたことがない。

言葉を交わしたのは、あの雨の卒業式の日だけ・・・。

実際ユノがどんなやつだったのか詳しく知らないんだと今さら気づく。


ユノは俺を好きだなんて言って来てキスまで・・・

・・・抱こうとまでして来た。


自分と同じ同性である男の俺を・・・・・


俺のなにを好きになったんだ??



俺を好きだと言いながら、

女と仲良く腕組んでる写真 持ってるし

わけわかんねぇよ


考えれば考えるほど

思考の迷宮を彷徨う・・・・



・・・・・だいたい なんで あの写真見て ここまで俺考えてるんだ??


自分のことが一番よくわかんねぇよ



・・・・・・なんか ヤダな、あの写真・・・。


そんなモヤモヤな感じのままソファーで座っていると、


インターフォンが鳴った。



・・・・・・・・・きっとユノだ。


コートを忘れたことに気づいて取りに来たんだ。



インターフォンに出ると

やはりユノだった。


俺は玄関の扉を開けて、

玄関の棚の上に置いてあったコートを手渡した。


「ごめん、・・・・ここにはもう来ないつもりだったのに


コート忘れてくなんて」



‘ここにはもう来ないつもりだった’?



・・・・・・・・・・なんだ、それ。


ユノが言った言葉に何だかムカついた。


「・・・・俺だって、2度と来て欲しくねぇよっ!!


コート持って さっさと帰れっ」


俺はユノに怒鳴りつけた。



ユノがコートの上に置かれた写真に気づいて


「ジェジュン・・・これ見たのか??」


「見たくて見たわけじゃねぇよっ


コート持ったら落ちたんだ!


そんなことどうでも良いだろっ??


女居んのに、俺のこと好きだとか言ってくんな!!」


俺は自分がなぜこんなに腹を立てているのかわからなかったが、


モヤモヤしている感情に任せてそれだけ言い放って


リビングへ戻ろうとした。



その時、


「ジェジュン、誤解だっ」


ユノが俺の腕を掴んで来た。


「離せよっ!


「ちがうんだ!


妹なんだ、これ」


・・・・・‘妹’・・・?・・・・・・・・


「なに嘘臭いこと言ってんだ!!


「本当なんだ!! 信じてくれ!!」


俺はユノに掴まれた腕から逃れようとしたが

きつく掴まれてて逃れることができない。


そしてユノは


「信じてくれ、俺の瞳見てくれ


嘘ついてるような瞳だと思うか???」


そう言って無理やり俺を自分の方へ向かせて・・・


じっと見つめて来た。



間近に迫った真剣な表情のユノ・・・


ユノの瞳から目が離せなくて・・・・



目が離せないままでいると


「お前だけずっと好きなんだ・・・・


信じてくれ」


揺らがない真剣な瞳のユノに吸い込まれて・・・



気づいたら


またユノに口づけられていた。






『Black Rain⑯』

jjyukihito


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

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Comment

1. ああもう……!

ずっとチュッチュしてて\(//∇//)\❤今ひとつ、ユノが掴めなくて続きが愉しみです!
  • posted by ジェイソン
  • URL
  • 2014.01/10 01:19分
  • [Edit]

2. 無題

は、は、早く次、読ませてください。
  • posted by みっちぃ
  • URL
  • 2014.01/10 07:54分
  • [Edit]

3. ドキドキ★

毎回ドキドキが止まりません!うー、ヤバすぎる、この二人 WWW 続きが気になって何も手につきません
  • posted by rumirumi
  • URL
  • 2014.01/10 14:15分
  • [Edit]

4. 二人の気持ちが…

何があっても離れられない二人ですよね…

ゆきひとさんのペースで楽しませてくださいませ~~(*^_^*)
  • posted by はるのみ
  • URL
  • 2014.01/10 22:50分
  • [Edit]

5. どうもです(#^.^#)☆

記事拝見しました!ブログの書き方にも色々あるのですね☆失礼致しました(^_^)
  • posted by narumi
  • URL
  • 2014.01/18 00:47分
  • [Edit]

6. ユノや

ひょっとして「ここにはもう来ないつもりだったのに」っておっしゃいましたか...

もう、何でやの~~~!
  • posted by まうむ
  • URL
  • 2014.08/20 22:05分
  • [Edit]

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