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『巴里(パリ)の風(恋人編)Bourgeon doux reve~ブルジョン・ドゥレーブ/夢の蕾~⑨』☆ゆのじぇじゅん創作小説☆

お待たせしました。
『巴里(パリ)の風』の続きです。
前回のお話はこちらです

『巴里(パリ)の風(恋人編)Bourgeon doux reve~ブルジョン・ドゥレーブ/夢の蕾~⑧』☆ゆのじぇじゅん創作小説☆




『巴里(パリ)の風(恋人編)Bourgeon doux reve~ブルジョン・ドゥレーブ/夢の蕾~⑨』
☆ゆのじぇじゅん創作小説☆


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《ユノ視点》

猫をようやく掴まえた俺は猫を片手に抱えつつ、もう1度片膝をつき、
渡せなかったブーケをジェジュンにもう1度差し出した。

「ジェジュンのために
俺が作ったブーケです。
どうか俺と…結婚して下さい」

「え?
え?
結婚??」

俺からの突然のプロポーズに驚くジェジュン。

「俺は
これから先もずっとジェジュンと歩いて行きたい」

自分の気持ちを伝えると
ジェジュンは嬉しそうに微笑んだ。
それから真っ直ぐに俺の瞳を見つめて…

「ユノ…
考える時間を少しくれる?…
ユノの気持ちが凄く嬉しい…
だからこそ…きちんと考えて答えたい。」


「ブーケだけでも今受け取って欲しい。

これはジェジュンのために作ったものだから」

「ユノ、ありがとう。
凄く綺麗だ…」
ブーケを受け取ると
ジェジュンははにかんで…
照れくさそうに微笑むジェジュンがとても美しかった。

ブーケを持ったジェジュンは
やはりそのブーケがとても似合っている。

「外冷えてただろ?
ユノの好きなホット・ショコラ作るよ。
椅子に掛けてて…」

ジェジュンはブーケに1度口づけ、
テーブルの上にそっと置いて、
キッチンへと消えて行った。

P5032984a.jpg

ジェジュンがキッチンへ消えて
猫を抱えながら
落ち着かない気持ちで再びジェジュンが戻って来るのを待った。

テーブルの上に置かれた、俺が作ったジェジュンへのブーケ…。
ブーケを見つめつつ、ブーケをテーブルの上に置いた時のジェジュンを思い返していた。

俺の作ったブーケに優しく口づけをくれたジェジュン。
プロポーズの返事はすぐにはもらえなかったけど
ジェジュンはこのブーケを喜んでくれたのは
きちんと伝わって来たし、

‘考える時間を少しくれる?…
ユノの気持ちが凄く嬉しい…
だからこそ…きちんと考えて答えたい。’と
そう言ってくれたジェジュン。
俺の事を大切に考えてくれているのが伝わって来た。


ジェジュンは‘Oui’と返事をくれるかまだわからないが
ブーケを喜んでくれた事は嬉しくて
緊張しつつも、そわそわとリビングで待っていた。

やがてホット・ショコラの甘い香りがリビングに漂って来た。

優しい温もりを感じるホット・ショコラの香りに
緊張が少しほぐれて心が和む。

キッチンからホット・ショコラのマグカップをふたつ並べた木製トレイを持って
ジェジュンがリビングに戻って来た。

それからもうひとつ…
ミルクの入ったお皿。

トレイからマグカップを俺の前にひとつ、
そしてもう一皿…
「はい、こっちはいたずらっ子の猫ちゃんへ」
とくすくす笑いながらテーブルの上に置いた。

「ありがとう、ジェジュン」
猫の分のミルクも用意してくれたジェジュンの優しさに
心がふわりとあたたかくなる。

こんな優しい時間がずっと流れたら良い…と思った。

ジェジュンが用意してくれたミルクの入った皿をリビングの床に置いて、
猫を腕の中から降ろす。
猫は皿の匂いをくんくん嗅ぎ、
匂いを嗅ぎ終わるとミルクを勢いよくぺろぺろ舐め始めた。

ジェジュンと俺も、ジェジュンが淹れてくれたホット・ショコラを飲む。

甘い香りと白い湯気がカップから立ちのぼる。

マグカップを持ち上げ手をあたためるように両手で包んでいるジェジュン。
伏せられた睫毛が長く…
ピンク色の唇がホット・ショコラをふぅふぅ冷ます、可愛い唇につい視線が釘付けになり
目の前のジェジュンを気にしつつ
俺もゆっくりとホット・ショコラを口に含んだ。

コクのあるショコラが口の中に広がる。ミルクとショコラの分量が絶妙なバランスだ…。
B4-CbAHCIAAYPfg.jpg


一口飲んで
ジェジュンは俺を見つめた。

優しい瞳で
「ユノ…
ブーケ、本当にありがとう」
と微笑む。


その後、ホット・ショコラのマグカップをことりと静かにテーブルの上に置いて、
ゆっくりとした口調でジェジュンは次の言葉を紡いだ。

「俺…

パリを、…この街を 離れるかもしれない…」


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『巴里(パリ)の風(恋人編)Bourgeon doux reve~ブルジョン・ドゥレーブ/夢の蕾~⑨』
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