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『甘い蜜~always be mine~29甘い蜜』

あんにょん
お待たせしました。
かなり久しぶりの『甘い蜜』の続きです。
『甘い蜜』の前回のお話はこちらです

『甘い蜜~always be mine~28彷徨う(さまよう)』 ☆ゆのじぇじゅん創作小説☆



『甘い蜜~always be mine~29甘い蜜』 ☆ゆのじぇじゅん創作小説☆

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《ジェジュン視点》

大学の廊下を歩いていると
俺の体はどこか感覚が遠く
まわりの学生たちがスローモーションのようにゆっくりと通り過ぎてゆく
まるで俺が見えていないように…友人たちとの会話に夢中だ。
なんだろうか…この違和感…
俺の目から見える光景はすっかり色を失い色褪せてる…

教室へやって来て教室の中へ入ってゆく。

色褪せた教室の中に…
ひとりでぽつんと、俺の方に背を向けて佇んでるやつが居た。
その後ろ姿ですぐにユノだとわかった。

ユノだとわかったとたん
ユノの姿に色が戻って来る。
けれどユノの姿以外は…色褪せたままだ…

ユノが俺の方へ振り返った。

「やっぱジェジュンだと思った」
そう言ってかすかに微笑んだ。

俺を見て笑みを浮かべてるユノに胸が苦しくなった。
俺はその場から逃げたい衝動に駆られ、踵を返し教室を出てゆこうとする。
すると いつの間にかユノがすぐそばにやって来ていて
俺の手首を掴んだ。
ハッとしてユノを見上げる。

「ジェジュン、…話あるんだ。
ちょっと俺と来てくれ」
ユノは俺の返事も聞かず
俺の手首を引っ張って歩き出す。

教室を出て教室の一番近くの階段を昇って行く。
階段をすれ違ってゆく学生たちもスローモーションで…
相変わらず色褪せて見える光景…
けれども階段の踊り場の大きな窓から外の陽射しが降り注ぎ
ユノだけが光ってた。
俺を引っ張って階段を昇ってゆくユノだけが…ユノの姿だけがくっきりと浮かび上がり
ユノが着ている赤いTシャツが俺の目に眩しかった。

「ユノ?どこ行くんだ?」
俺が聞いても何も答えない。

階段を昇って…3階までやって来た。
3階の廊下を真っ直ぐに歩いてく。
まわりには誰も居ない。
窓の外は太陽の眩しい光…
窓の外を眺めてまたユノの背中へと視線を戻す。

廊下をどんどん突き当たりまで歩いて
突き当たりの教室までやって来た。
教室の扉をユノが開く。

目に飛び込んで来たのは
…教室?…
その教室の中には色鮮やかな美しい花々が所狭しと咲いていたんだ。
まるで植物園。
かすかに聞こえて来る川のせせらぎ…
どこからか…爽やかな風が流れ込んで来てる…

こんな教室…あっただろうか?
いや、3階へはあまりやって来た事が無い。
はじめて見る教室だった。

教室の床には…テラコッタのレンガが敷きつめられ
教室の天井さえなければ
どこかの異国の城の庭園のようにも見えた。

ただ、これほど花が美しく咲いているのに香りが漂って来ない。
造花でもなく、本物の花だが…
匂いと言う匂いがしないんだ…
ユノに連れて来られた場所は不思議な空間だった。


「ユノ?…話ってなんだ?」

俺に背を向けていたユノが俺の方へ振り返る。


「……ジェジュン、

…俺、お前が好きだ」

「え?」
ユノからの突然の告白に俺は固まった。

唐突な告白に自分の耳を疑った。


固まったままの俺に
ユノはもう一度告白して来た。

「ジェジュンを…好きなんだ」

俺は混乱した。
混乱して頭の中はぐるぐるして来るし
胸がバクバクして来た。
「お前…何…言ってんの?」
やっと俺の口から出た声は震えてた。

苦しかった気持ちが堰を切っていっきに溢れ出す。
気づいたら涙が次から次へと流れてた。
瞳から流れた涙が頬をびしょびしょに濡らしてる。

ユノはそんな俺をぐいと引き寄せて
抱きしめた。

抱きしめられてますます涙が溢れる。
「ユノ…」

「ジェジュン…」
俺をぎゅっと抱きしめるユノの腕…

ユノの腕の中はあたたかった…。



夢なら醒めないでくれ



ユノの腕の中はあまりにも甘美で…

お前と居られるなら…

他には何も要らないと

そのあたたかな腕の中で思った。







叶わぬ想いだと思い知ったのは

目覚めて自分の部屋の天井が見えた瞬間。



いつの間にか眠りに落ちてた俺は
泣きながら目が覚めたのだった。



また 逢いに行っても良い?…

夢の中の君…


涙に濡れたまま
俺はまた瞳を閉じた……


夢の中の君は
甘い蜜のように…俺を夢の中へと誘う……


夢の中で逢えるなら
もう目覚めたくないんだ
深く深く夢の中へ沈んで
お前と居られるなら
そこが俺の居場所になる…






『甘い蜜~always be mine~29甘い蜜』
jjyukihito
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