jjyukihitoの秘密の花園

ゆのじぇじゅん創作小説オンリーサイト

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『LOVE PHANTOM ラブ・ファントム(外科医ユノ×外科医ジェジュン)⑤彼との始まり』

704_1494467_965420.jpg

あんにょん
新作『LOVE PHANTOM ラブ・ファントム(外科医ユノ×外科医ジェジュン)』の続きです

短編『LOVE PHANTOM ラブ・ファントム(外科医ユノ×外科医ジェジュン)④接触』




『LOVE PHANTOM ラブ・ファントム(外科医ユノ×外科医ジェジュン)⑤彼との始まり』

☆ゆのじぇじゅん創作小説☆


ジェジュン先生はぐっすりと眠っていた。
彼の眠るベッドのそばに椅子を移動させて彼の傍らで腰掛けていた。
先生の唇を盗んだのは一度きり…。
口づけたい衝動はあったが
再び口づければ彼をもっと欲しくなり自分を抑えてられなくなりそうだったからだ。

眠っているはずなのだが…唇が引き寄せ合うような口づけだった。
まるで俺の口づけを受けるために存在している唇のように…ぴたりと合う唇。
触れ合ったふたりの唇はすっと溶け合った。
初めての不思議な感覚に…触れ合うだけの優しい口づけに恍惚となった。

彼の唇は魅惑的で、そして危険な唇だ。

彼の寝顔に目が惹きつけられてついじっと見つめてしまう…


彼を腕の中に抱いたら
その瑞々しく魅惑的な唇はどんな甘い声で啼くのだろうか…

ベッドの上に置かれている彼の手をそっと握ってみる。

あぁこのまま彼を抱き寄せて
ふたりでベッドに沈みたい


彼の手をそっと握りながら…指先で彼の指先をなぞる…
彼の指先がぴくんと反応する。
慌てて離そうとすると
眠っている彼の手が俺の手を無意識のうちに握って来た。

それから彼の瞳がゆっくりと開き…天井を見つめた。
ここがどこなのかと考えているのだろう。
手を離すタイミングを失い俺の手は彼の手に握られたまま。
彼は自分が俺の手を握っている事にようやく気づき
俺の方へ視線をやると
「あ、すみません」
慌てて俺の手を離した。

「また俺は眠ってしまったんですね…

ここは…どこですか?」
横たえていた体を起こしながら俺にたずねる。

‘また俺は眠ってしまった’と言う彼の言葉から
どうやら今日のような事は初めてではないらしいと見当がついた。

「ドクターのパーティーへ来てらしたのは覚えてますか?」

「はい、そこでドクターにあなたを紹介されました…
ユノ先生…ですよね?」

「はい」
俺の事は覚えてるようだ。

「ユノ先生とドクターと話して……あぁ…それ以降の記憶がありません(笑)」

無表情で氷のような美貌と思っていた彼の顔が突然笑顔になった。

彼の笑顔に俺の視線はくぎ付けになった。

美しい彼の笑顔は…少しあどけなさがあり可愛くて、けれども子供っぽいわけでなく、あくまで上品…、
そして静寂に満ちていると思った瞳は今は屈託ない笑みを作っている。

なんて可愛い人なんだ。

無表情な顔の裏にこんな人懐こい笑顔を持っている人だったとは。

俺を見つめながら
「ずっと俺についてて下さったのですか?
せっかくパーティーに居らしたのに
ごめんなさい…」

「気にしないで下さい。
華やかなパーティーの場は苦手です、ここに居た方がリラックスできる。
だからこの場に居ただけです。

ところで、ここへはご自分の車で?」

「いえ、叔父に送ってもらいました。」

「もうパーティーも終わるでしょう。
俺がご自宅までお送りしますよ」

「いえ、そんな これ以上ご迷惑おかけできないです。
今から叔父に電話して迎えに来てもらいます」
彼はそう言ってベッドの中から抜け出て
ベッドから立ち上がろうとした。

立ち上がった彼の体がぐらりと揺れて
瞬間的に彼を抱きとめた。

「大丈夫ですか?」

俺の胸の中に倒れ込んで来た彼は慌てて体を起こそうとしたがすぐには体の力が入らず
俺は彼の腰をしっかりと抱き寄せて彼を支えた。

「まだ眠気が残ってるのかな?ジェジュン先生(笑)
真夜中まで気になる研究レポートを読んでますね?(笑)」くすりと笑う。

「どうしてわかりますか?」

「俺も一緒です^^
よく寝不足になってます(笑)」

「そうですか、
一緒ですね^^」

「あなたとは楽しく過ごせそうだ」
彼に微笑むと

彼もまた
「俺もそう感じます」
と答えた。

彼とは楽しく時間を過ごせるだろう。

あの引き寄せ合うような唇の感触…そして触れた指先に
これからのふたりの予感めいたものを感じていた。


彼の唇を盗んだ事は…もちろん今は内緒なのだが…。



704_1494488_846176.jpg



『LOVE PHANTOM ラブ・ファントム(外科医ユノ×外科医ジェジュン)⑤彼との始まり』
jjyukihito
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

最新記事

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

jjyukihitoの秘密の花園

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
1729位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
150位
アクセスランキングを見る>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。