jjyukihitoの秘密の花園

ゆのじぇじゅん創作小説オンリーサイト

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『LOVE PHANTOM ラブ・ファントム(外科医ユノ×外科医ジェジュン)④接触』

704_1494467_965420.jpg

あんにょん
新作『LOVE PHANTOM ラブ・ファントム(外科医ユノ×外科医ジェジュン)』の続きです

短編『LOVE PHANTOM ラブ・ファントム(外科医ユノ×外科医ジェジュン)③出逢い』





『LOVE PHANTOM ラブ・ファントム(外科医ユノ×外科医ジェジュン)④接触』

☆ゆのじぇじゅん創作小説☆

正午から始まったパーティーは時間が経つにつれ
振る舞われているシャンパンやカクテル類のおかげで
招待客も気分良く酔いがまわり、ますます賑やかになり
けれども相変わらず彼だけは静かで…ひとり静寂な湖のような空気を纏い佇んでいる。

彼に話しかけてみるか…
いつもなら何の躊躇もなく声をかけるはずの自分だが
彼には何故か話しかける事が出来ず、ただ遠くから見つめるだけ。

まるで初めて恋を知ったように何も出来ずに
戸惑っている自分に自分で失笑する。

美しく静かな彼…
無表情なあの顔が微笑んだ時
きっと花が咲いたようだろうとその美貌を想像した。

彼の声をもう一度聞きたい。
彼の声で自分の名を呼ばれたい…
やはり話しかけてみようと思ったその時、
突然彼の体が崩れるようにして倒れた。

彼のまわりに居た招待客が驚いて彼のまわりを取り囲む。
急いで彼の元へ走った。

「すみません、通してください。すみませんっ」
招待客をかき分けながら
彼の元へ行く。
ようやく倒れている彼の元へ辿り着く。

俺は彼の手首を取り
脈をはかった。

脈をはかりながら彼の顔色を見るがさきほど彼と話した時と顔色は特に変わりない。

脈も正常だ。

首元の蝶ネクタイを外そうとすると
彼が薄っすらと瞼を開けた。

薄っすらと開いた瞳が俺を見つめる。
もっとも彼が俺だと認識しているかはわからない、彼の焦点はぼんやりとしている。
「あ…あれ…
すみません……眠ってしまったようです…」
眠気を含んでいるとろんとした声で彼が答え、
再び瞳が閉じられる。
どうやら眠りに落ちていってしまったようだ。

彼のまわりの人をはらうように
「大丈夫です、体調が悪くなったわけではないようです。」
俺の言葉に招待客は口々に安堵を述べながら
またパーティーの空間へと戻って行く。

彼が倒れた事を聞きつけたドクターがやって来た。
「ジェジュン君、どうした??」

「眠ってます。具合を悪くしたわけではないです」

「そうか、良かった。
ゲストルームへ案内させる。彼を運べるか?」

「はい、もちろん。」
彼を抱き上げ
案内係について俺はゲストルームへ彼を運んだ。

「彼のそばにこのまま居ます」
案内係に伝え、案内係はゲストルームを退出して行った。

ゲストルームは賑やかだったあのパーティー会場が嘘のように静かだった。
広いゲストルームで俺と、眠っている彼とふたりきり。
まだ明るい陽射しが射し込んで来る窓まで歩いてゆき、
すべてのカーテンを閉め外からの陽射しを遮り
室内を間接照明だけのゆるやかな灯りだけにした。

眠っている彼のタキシードの上着をゆっくりと脱がせ、
彼の睡眠の妨げにならないように首元の蝶ネクタイをゆるめて外し
シャツのボタンをいくつか外す。

彼はぐっすりと眠っている。

彼の寝顔をじっと見つめた。

寝顔も美しかった。
眠っている彼から目が離せずに
彼に触れたい衝動に駆られた。

その衝動に取りつかれた俺は…
眠っている彼に引き寄せられるように
彼の頬にそっと手で触れた。
なんと滑らかな手触り…
俺の欲望は頬に触れただけでは醒めず
彼のその薔薇のように芳しいふっくらとした唇に
そっと…指先で触れてみる。
そのまま指先で、彼が起きないように ゆっくりとなぞる…

指先に伝わる彼の唇の温もり。
幾度か なぞった唇はかすかに開かれ
その隙間から彼の吐息がこぼれた。

気づいたら俺は
眠っている彼の唇に自分の唇を重ねていた。

彼に惹きつけられる自分が抑えられない。
彼の唇は程よい弾力があり、そしてしっとりと…。
重ねてしまった唇は彼の甘い唇からなかなか離れられず
1度は離してみたものの
また彼に惹きつけられ再び唇を重ねていた。

「ん…」
彼の唇から眠りから醒めそうな吐息がこぼれ
慌てて唇を離した。

しかし彼は目を覚ますことはなく眠り続けた。

あぁ もう一度その甘い唇に口づけたい
彼の深い瞳に見つめられたい…
そしてまた再び彼に自分の名を呼ばれたい…

俺の心は完全に彼に囚われていた。


704_1494488_846176.jpg



『LOVE PHANTOM ラブ・ファントム(外科医ユノ×外科医ジェジュン)④接触』
jjyukihito
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

最新記事

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

jjyukihitoの秘密の花園

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
1729位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
150位
アクセスランキングを見る>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。