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『 Black Rain ①』☆ゆのじぇじゅん創作小説☆


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Black Rain ① 』 ☆ゆのじぇじゅん創作小説☆




今日は朝から雨が降っていて、

仕事が終わり帰る時もまだ雨が降っている。


駅から自分のマンションへの帰り道、雨の中を傘をさして歩いていた。


雨が降ると、あいつの事を思い出す。

そいつとは高校の時3年間ずっと同じクラスだったけど、

3年間言葉を交わした事がなかった。


たった1度だけ・・・・

卒業式の時、帰り間際にそいつに声をかけられた。


雨が降っていた卒業式・・・

傘をさした卒業生たち・・・


卒業式が終わり、帰ろうとすると

目の前にあいつが居た。


俺は何も言わず、そいつの横を通り過ぎようとすると、


「お前とは・・・また逢える気がするよ・・・


・・・俺のこと 忘れるなよ、ジェジュン・・・またな・・・」



声をかけられるとは思っていなかった奴に声をかけられ、


一瞬驚いたが、


俺の中にも・・・同じような気持ちがあった。


こいつとは・・・またどこかで会えるかもしれないと・・・。


横目でちらりと見ると、


俺よりも背の高いそいつの口元が微笑んでいた。


「・・・またな・・・ユノ・・・」


俺たちが高校3年間で交わした言葉は、たったそれだけだった。


3年間同じ教室に居ても・・・・1度も口をきいたことがなかった。


時折視線を感じて、視線を感じるほうを見ると・・・


いつもユノの視線とぶつかった。



視線がぶつかっても、言葉まで交わす事はなくて・・・


俺が視線を外すまで、ずっとユノは俺の事見てるし・・・


いつも俺から何となく視線を外していた。



いつも見られている事に不思議といやな感じはしなかった。


いつも見ているのに どうして話しかけて来ないのか・・・と思いながらも


自分から声をかける事もなく、高校3年間が過ぎていった。



あの雨降りの卒業式の日・・・


“俺の事、忘れるなよ。”と言って来たユノの言葉に暗示をかけられたように


高校卒業してからもずっとユノの事を忘れる事はなかった。



俺は大学も無事に4年で卒業し、


今年の春から社会人になった。


今はもう秋・・・会社へ入ってから半年以上が過ぎ、


仕事にも少しづつ慣れて来た頃だった。


仕事帰りに

自分の部屋へ行く前にマンションの1階にあるショットバー『Blue Rose』に立ち寄って飲んでいた。


バーのマスターに、


「なぁ、ジェジュン。お前の時間ある時だけで良いから、


また店 手伝ってくれないか?(笑)


お前がここのバイトやめてから、女の客がめっきり減ったんだ(笑)」


「マスター、手伝いたいけど、俺休む時間なくなるじゃん(笑)」


「だよな・・・やっぱダメだよな(笑)」


マスターは40歳を過ぎているが、結婚していないからだろうか、


実年齢よりもずっと若く見える。


肩まで伸ばした髪を無造作に後ろにしばって、


細身の体に黒いシャツと黒いズボン、片耳にだけピアスをしていた。



「今日はお前の貸し切りだ ジェジュン (笑)」


「今日雨降ってるから、そのうち‘雨宿り’に店に入って来るヤツ居るんじゃねぇ?(笑)」


「うちの店は、‘雨宿り’か(笑)」


ふたりで笑っていると、


店の入り口の扉が開く音がした。


「ほら、さっそく、‘雨宿り’だ 、 マスター(笑)」


グラス片手に俺がくすくす笑っていると、マスターが舌を出して来た。



「いらっしゃいませ」


マスターがカウンターの中から店に入って来た客に声をかける。


「・・・・すいません。俺あんまり飲めないんですけど・・・良いですか?」


俺は聞き覚えのあるその声を聞いて、ドキリとした。


久しぶりに聞くその声。


カウンターに座っていた俺はそっと振り返った・・・・


その声の持ち主は・・・・


ユノだった。


俺はなぜかユノに気付かれないように息をつめた。



「‘雨宿り’に?(笑)」


マスターは笑いながらユノに話しかけると、


「すいません・・・このあたり、まだ慣れてなくて、


アルコールの弱めのものと・・・なにか少し食べるものありますか?」


「簡単なもの作れるよ、なに食べたい?(笑)」


「メニューは?」


「うちは、特にメニュー置いてないんだ(笑)


好き嫌いある?」


「いえ、ないです」


「けっこう、お腹すいてる?」


「あ、はい、実はけっこう すいてます(笑)」


「おまかせで良い?」


「はい」



マスターとユノのやり取りに俺は息をひそめていた。


「おい、ジェジュン、いま暇だろ?(笑)


お前に任せるから、量多めで、頼む」


息をひそめていたにもかかわらず・・・


マスターは思いきり俺の名前を呼んだ。


さほど広くもない静かな店の中で、


もう誤魔化しようもなくて・・・・



「・・・・ジェジュン・・・なのか?」


後ろからユノに声をかけられた。







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『Black Rain①』

jjyukihito

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Comment

1. こんばんは

お礼が遅れましたが、アメンバー承認ありがとうございます♡

ゆきひと様のジェジュ愛のお記事が大好きなので、こちらのユンジェ小説もワクワクしながら拝見しております。
ふたりの息遣いが聞こえるような会話に、ドキがムネムネです(*≧m≦)
  • posted by りょこ
  • URL
  • 2014.09/16 02:20分
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