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『 君との時間 』 ☆ゆのじぇじゅん創作小説☆

新作です






『 君との時間 』 ☆ゆのじぇじゅん創作小説☆








俺がユノ君の家庭教師になったのはユノ君が高校3年になった今年4月だった。




受験日はそろそろ・・・・・




ユノ君が大学に受かれば

俺はお役御免。




その日が近づいて来るのが

いつの頃からか

寂しく思うようになっていた。




自分の生徒 好きになっちゃうなんて

家庭教師として最悪だ。




もちろん自分の気持ちは隠して

ユノ君と接する事に努めて来た。




それでもやっぱり・・・・

ふたりでユノ君の勉強机にむかって授業していると

ドキドキして・・・・

ユノ君がノートを書いてる時

その横顔から目が離せなくて

見惚れてしまう。




ユノ君の端正な横顔・・・・




見惚れていたら

ノートを書いていたユノ君がいきなり振り返った。




「なにか 間違ってますか??」




「へ???」

突然振り返ったユノ君に

どきっとして

慌てて視線をそらした。




ユノ君は俺を見ながらくすくす笑ってる。

「・・・・・さっきから・・・

すげぇ視線感じるから(笑)」




「え、あ・・・

ごめん

えっと・・・・


・・・・ユノ君の字、綺麗な字だなぁと思って・・・・・」

俺はどきどきしながら 適当な答えを探して答える。




「ふぅ~ん(笑)」

机に両肘をついて

ユノ君は横目で俺をちらっと見る。




「俺は

ジェジュン先生の字が可愛いと思うよ。

丸っこくて可愛い」




ユノ君に褒められた(?)のは初めてだった。

ちょっと・・・・嬉しかった。




どちらかと言うとユノ君はいつもクールで・・・・

大学生の俺から見ても

自分より落ち着いてるし

大人びている。




「あは、自分の字、可愛いなんて言われた事ないけど(笑)

・・・・・ありがとう。

先生うれしいな」




・・・・・・・・・ど、どうしよう・・・・




ユノ君にめちゃ見られてる。




か、顔が・・・・どうしよ・・・・熱くなって来た。




赤くなってるだろう自分の顔を隠すようにうつむいた。




きっと長い前髪で・・・赤い顔は隠れるはず。





「・・・先生の耳 可愛いね

・・・・・赤くなってる」


ユノ君のその言葉に

俺はハッとして自分の耳をとっさに手で覆って隠した。





今日のユノ君・・・どうしたんだろう??




いつもと違う・・・・・




いつもと違うユノ君に 

対応が追い付かない。




俺はまた適当な答えを頭の中で必死に探しながら

「・・・人に褒められるの 慣れてないんだ」

耳を手で覆って そう答える。




「・・・・・あ、わかる それ。 俺も・・・そう・・・。


・・・・自分で一生懸命やった事も

まわりは 俺ができて当たり前・・・みたいな感じでさ・・・


けっこう頑張ったのになって思う事も

まわりには それが当たり前にしか映ってないんだよね・・・・。」




ユノ君が呟いた言葉にどきっとした。


俺もユノ君に対してそうだったかもしれない。




家庭教師なんてユノ君には本当はあんまり必要ないんじゃないかって・・・

ユノ君の家庭教師しながら思ってた。




ユノ君は勉強はとても良く出来る。




「ユノ君・・・」

俺もそうだったかも知れないと彼に謝ろうとした時

ユノ君が話し始めた。




「ジェジュン先生がさ、

俺が高三になってからの初めての試験の結果

めちゃくちゃ褒めてくれたんだよね。




・・・・・・あんなに褒められたの・・・・はじめてだったんだ。




あん時 すげぇ照れたけど 嬉しかった。




褒められるために 努力して来たわけじゃないけど




あれが すごく励みになって頑張れた」




そんなこと思ってたなんて

気付かなかった。




「絶対に大学受かるようにがんばるよ、先生」

ユノ君は俺にそう話すと

再びノートに向かった。


「あ」

ユノ君がノートを書いてる姿勢のまま

ちらっと顔だけ俺に向ける。


「受かったら

先生、なにか プレゼントして」


「あ、あぁ もちろん」


そんなやり取りをしたのは・・・・・

彼の受験日の数週間前だった。



そして

ユノ君の受験日の前日、最後の授業の日。

いよいよこれで

ユノ君と逢うのは・・・・最後・・・。




今日が君との最後の時間だ・・・












『君との時間』


jjyukihito

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